1/09/2014

未だ先は長い (1)

年初から日本株 (正確には日経平均) は良く動いてますね。今IVは26%ぐらいなので、1.64%/日は動くモンとかと。まぁその品の有無は兎も角、特段驚く事でもないでしょう。


さて本題。
年始だいたい今頃の恒例行事。

リスクの大小に関わらず、お金の管理は自分の仕事になっていますので、一応データを見せつつ現状を相方に説明。差し詰め極小ヘッジファンドの年次報告といったところか。

簡単に纏めると、ペーパーアセットの好調と裏腹に、地価が思いのほか変わってなくて逆の驚きもありつつ、資産バブルはマダマダこれからか??と、そんなところです。

自分の場合、運用で得たい物は時間です。その進捗確認に毎年ACRを出しているのですが、今年は仮定インフレ率を2.0% → 3.0%へ修正したので一段と努力が必要となりましたww インフレ率をどう見積もるかで絶望的な値となるので設定はいつも悩むところです。

今日現在、3.0%は妥当なレベルと考えていますがハテ。



そして、そのACRとは?

高等遊民の備忘録:早期リタイアの判断基準

もっと一般化して論じるとすれば、重要なのは資産の絶対額ではなく、資産額と生活コストとの比だと思います。年間生活コストの何倍の資産を持っているかです。PERに倣って、これをACR(Asset Cost Ratio)とでも呼ぶことにしましょうか。

~ 中略 ~

あくまで私の基準ですが、
(年齢+ACR)>平均寿命
が、リタイア可能かどうか判断する際の目安になると考えます。
とてもわかりやすく、自分も氏考案のACRをモノサシに使用しています。


( 次回に続く )


12/28/2013

市場丸ごとポートフォリオの内訳

今年は人並みの休暇が確保出来やれやれです。

大掃除は翌日にまわし、データ整理などどうでもイイ事から始めているのですが、2009年あたりに考えていた運用の妄想メモwwを発見したので、今はどうなんだろう?と、思い立った暇潰しです。

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需給によるアゲサゲを簡単に享受したい場合、市場丸ごと抱える手法が推奨されています。例えば米国の場合、Russell 3000であったりトータル・マーケット物を1本で済ませるというのが凡庸。

散見する推奨商品ではバンガードのVTIとなるわけですが、そのVTIはその他の市場平均物と同様に超大型・大型株で75%以上。Morningstarの通りのマーケットキャップ配分を、時価総額毎に分解したバンガードの商品を使ってバックテストしてみると、



ピタリ一致。VTI = MGC + VV + VO + VB です。(現在のベンチマークはMSCIではなくCRSPです)


VTIが本当に個人の運用で理想的なのかはサテオキ、個人でマーケットキャップの偏りを是正したいとか、どの本 (タブンLarry E. Swedroeだと思う) だったか忘れてしまいましたが、平均とは大型成長株に大きく傾けた歪な指数なので、そういった連動商品のみで運用を完結する事は望ましくない。とか何とかありましたし、当時は色々と思案した覚えがあります。

故に現在の自分は妄想が昇華し、商品を使った運用は小型割安のみで片張りなワケなんですけど。

そしてそのマーケット・ポートフォリオがデカイモノに偏っている事はお猿さんでも判るわけですが、成長株偏重なのかはコレでは見えません。物はついでに調べてみると、リスク・リターンのつり合いから下の様な配分になります。

  1. MGC (超大型株ブレンド)

    MGK(成長株)48%
    MGV(割安株)52%


  2. VV (大型株ブレンド)

    VUG(成長株)63%
    VTV(割安株)37%


  3. VO (中型株ブレンド)

    VOT(成長株)100%
    VOE(割安株)0%


  4. VB (小型株ブレンド)

    VBK(成長株)68%
    VBR(割安株)32%

超大型は成長・割安のバランスが取れた概ね半々、大型以下が歪です。中型に至っては割安株の出番は一切ありません。市場丸ごとポートフォリオは教科書通り成長株に依存している事は確かのようです。だからどうした、歪だろうが安易で安価で儲かれば何でもいいんじゃない?となり、オチは特にありませんが。

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と、つまらない事を書いている内に飯の仕込み時間が来たのでここら辺で。運用で年内書く事もありませんし、2013年は丁度110本目でブログ納めですね。

それでは良いお年を。


12/21/2013

残キャッシュの向け先

よくわからないオプションの備忘録に続いて買ったらかしw 運用の備忘録。

ちまた、"海外口座を使う際のリスクが表面化した一例だ" などなど言われた、Firstrade新規開設不可のニュースがありました。(現時点、Apex clearing執行方針によりとの情報なので、""氏の様なお上?説ではなく、既存は影響なし)

自分は折角の機会と、愚図愚図と放っていた件に着手し、やっとInteractive Brokersに短期運用は切り分け。移管はホント楽チンでした。


さて本題。その資産移動で残った (残した) キャッシュの向け先。

趣味的投資で1銘柄増やすか?ただ、生活必需品に多くを配しているので、BTI、PMなど煙草銘柄やRBGLY、CLXの日用品・NSRGY、BUDの飲食も今必要に感じません。煙草以外は、そも高いし。

資源系もオイルメジャー4つで十分、パイプラインも高過ぎの印象。BBLやVALEなど鉱業は振れ幅デカ過ぎです。タイミング次第でありかもしれませんが、今は無いです。

ヘルスケアはLLYがよさげに感じますが、素人的にAZNがあるから微妙。もう少しお安く買えるのであればBAXか。その他、医療機器系は完全に期を逃がしてます。


アレコレ考えるのは楽しいですが、当分買い場ではないでしょうね。
するとインデックス、上場投機信託 (ETF) の出番か。



自分がポジション建てた時期からにしていますが、綺麗に別れていますね。
実際は、調整があった時に買い増し + Drip のナンピンで、
  • VBR 52.64%
  • DLS 42.41%
  • DGS 0.68%

となっています。

来年新興国がアカン子になるんだったら、腐臭漂う頃合いでナンピンするべくキャッシュで待機しておくのが良いかもしれない。


果たして、それはDGSで良いのか?

と、思い立ったので久しぶりにETF Databaseを確認してみるも、クローズの可能性が低く複数新興国物でDGSより魅力のある商品........やっぱり無いな。