7/10/2013

裏技みたいで面白い


どの記事も大した内容なく更新している当ブログで、最も閲覧が過疎っているカテゴリーのオプション。それはいいとしてw 個人的にスッキリしたのでログ。

それは、2項モデルの事。自分の場合、アメリカンタイプを主取引しているついで、少ない期間のチョットした物を作ってみたものの、楽天RSSみたいに便利なものもないので売買時に手動でちょこっと使うぐらい。

しかし精度的にどうなのか?そんな事を思いつつ長らく放置していましたが、少し調べてみると端的な解が金融大学に書かれていました。


 
ヨーロピアンタイプのオプション価格は、BSモデルを利用して短時間で計算できます。しかし、アメリカンタイプのオプション価格は、BSモデルに相当するモデルがなかったため、2項モデルを利用して計算していました。

2項モデルでは、計算期間(格子数)を大きくするほど、誤差の小さい答えを得ることができます。2項モデルで精度のよい計算をするには、計算期間(格子数)を無限に増やしていけばよいのです。


チョットしたものでも、エクセルで7MBくらいと結構重いし、期間を増やす事は面倒この上ないです。



しかし、計算期間(格子数)を1万回に設定して計算するのは、時間がかかりすぎて大変です。

そこで、ヨーロピアンタイプの計算における誤差(少ない格子数(例えば4回)で計算した答えと、BSモデルの答えとの誤差)が、アメリカンタイプの計算にも同様にあると仮定する方法が考えられました。

すると、計算期間(格子数)4回で計算したアメリカンタイプの計算の答えに、ヨーロピアンタイプの計算の誤差を加えることで、計算期間(格子数)1万回で計算した答えに近似する答えを得ることができます。

なお、計算期間(格子数)4回で計算したアメリカンタイプとヨーロピアンタイプの計算の差をBSモデルの答えに加算して計算する方法…と考えても、計算結果は同じです。


ほほぅ、これは実用的かもしれません。ほんと、何でもフリーで情報が手に入る便利な時代ですねぇ。

何となく進歩した気がするので、ずいぶん過去に読んだ 「金融工学の悪魔―騙されないためのデリバティブとポートフォリオの理論・入門」 を再読してみると面白いかも?近く読んでみようと思います。

内容については触れませんがこの本はデリバティブ運用だけでなく、現物買い持ちで資産運用する人にもお薦め出来る良書です。


6/09/2013

むしろ判断が難しい

預かる資金が大きくなれば苦労も多いようで.............

ひふみ投信が日経平均に負けている件 | 鴨とネギの投資生活

ネット証券でも取り扱いになって、プラスを積み立てしてますといった記事も散見するので、コントロールが段々難しいところまで来ていそうな。


ジム・クレーマーの本で、ボーグルも資金量をコントロールすれば、平均のアウトパフォームは可能とか何とかありましたが、ここもそんな感じで劣化していくんでしょうかね?


そこから導かれる手法は、小粒な頃に見つけて一括でガッツリ買い込み、放置。

すると、必ず現れる提灯点け回る人の大量発生 → メクラ買いが始まったら手仕舞い。コレが、アグレッシブなアクティブファンドを運用に組込む時の合理的な賭け方な気がします。


って、そんなに上手く伸びるファンドの判断や、手仕舞いの判断が出来れば誰も苦労しないかもしれませんね。お高いFeeから見ても、余程鼻が効くタイプ以外の人は皆、只の財布になりそうです。

6/07/2013

ちょっとした疑問

薙ぎ払え!

日経平均の甘利ラインついに陥落、消耗戦の最期を見届けた先物2000枚先生は逃亡 | 市況かぶ全力2階建

毎度毎度、こういった玩具箱みたいな平均のアゲサゲと反応、いいですねぇ。ザラ場で遊べば即死率高そうですが、裏張り参加はまだまだ面白味が残っていそうです。

しかし、先物@12,860 x 2000枚の見せ買い指しとか、257億って......ドコの大人か知りませんが、やる事半端ナイですねぇ。


さて、本題。

最近目にする、日本株が割安云々の記事に首件が擡げてくるのですが。

それは、自分が普段ソロバン弾いて愚考する時に、自分は長めの実績平均をモノサシにしているのに対し、日本の記事をみると全て予想ベースで語られている事。何故、その予想 (希望) を採用する事がキモ (正解) なのか知りたい。色々みても言葉濁しで見つけられなかったりで、謎のまま現在に至ります。

例えば、ここなどを見ると、TOPIXの2012年実績EPSは40より下で39ぐらい?一方、ここからの現在予想EPSは73.64。

知ったからといって、判断基準を変えるわけではないのですが気になります。いくら見通しを織り込むのが株価といっても、外部要因でガラっと風景が変わる事を思えばどうなんでしょうね。