12/28/2013

市場丸ごとポートフォリオの内訳

今年は人並みの休暇が確保出来やれやれです。

大掃除は翌日にまわし、データ整理などどうでもイイ事から始めているのですが、2009年あたりに考えていた運用の妄想メモwwを発見したので、今はどうなんだろう?と、思い立った暇潰しです。

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需給によるアゲサゲを簡単に享受したい場合、市場丸ごと抱える手法が推奨されています。例えば米国の場合、Russell 3000であったりトータル・マーケット物を1本で済ませるというのが凡庸。

散見する推奨商品ではバンガードのVTIとなるわけですが、そのVTIはその他の市場平均物と同様に超大型・大型株で75%以上。Morningstarの通りのマーケットキャップ配分を、時価総額毎に分解したバンガードの商品を使ってバックテストしてみると、



ピタリ一致。VTI = MGC + VV + VO + VB です。(現在のベンチマークはMSCIではなくCRSPです)


VTIが本当に個人の運用で理想的なのかはサテオキ、個人でマーケットキャップの偏りを是正したいとか、どの本 (タブンLarry E. Swedroeだと思う) だったか忘れてしまいましたが、平均とは大型成長株に大きく傾けた歪な指数なので、そういった連動商品のみで運用を完結する事は望ましくない。とか何とかありましたし、当時は色々と思案した覚えがあります。

故に現在の自分は妄想が昇華し、商品を使った運用は小型割安のみで片張りなワケなんですけど。

そしてそのマーケット・ポートフォリオがデカイモノに偏っている事はお猿さんでも判るわけですが、成長株偏重なのかはコレでは見えません。物はついでに調べてみると、リスク・リターンのつり合いから下の様な配分になります。

  1. MGC (超大型株ブレンド)

    MGK(成長株)48%
    MGV(割安株)52%


  2. VV (大型株ブレンド)

    VUG(成長株)63%
    VTV(割安株)37%


  3. VO (中型株ブレンド)

    VOT(成長株)100%
    VOE(割安株)0%


  4. VB (小型株ブレンド)

    VBK(成長株)68%
    VBR(割安株)32%

超大型は成長・割安のバランスが取れた概ね半々、大型以下が歪です。中型に至っては割安株の出番は一切ありません。市場丸ごとポートフォリオは教科書通り成長株に依存している事は確かのようです。だからどうした、歪だろうが安易で安価で儲かれば何でもいいんじゃない?となり、オチは特にありませんが。

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と、つまらない事を書いている内に飯の仕込み時間が来たのでここら辺で。運用で年内書く事もありませんし、2013年は丁度110本目でブログ納めですね。

それでは良いお年を。


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